中今
古神道では「中今」という概念があります。
過去も、未来も、パラレルも、
全ての次元や時空間が
「今」の「中」に畳み込まれています。ですから「中今」です。
私たちの毎日は、
意識が目を覚ますことで始まり、
意識が眠りにつくことで
完了します。
この一日一日の短いサイクルは、
誕生から死までの長いサイクルと「フラクタル構造」になっています。
相似形です。
胎児は母親のお腹の中で
十月十日(とつきとおか)を過ごしますが、
これは38億年の生命進化の歴史を、
十月十日に「凝縮」させたフラクタル構造です。
古事記の冒頭に出てくる
「天地の初発」「宇宙開闢」が、
ビッグバンが起きた138億年前
のことであるならば、
その長い歴史の時を
凝縮してしまうと、
相似形としては
「たった今」の出来事でもあるわけです。
ずっと大昔に起きた天孫降臨も、
全ては
「たった今」
のこと
なのです。
いずれの相似形であっても、
天地の初発(あめつちのはじめ)が「すべて」であり、
「ス」の音波から
始まっています。
そして、どの時の瞬間(点)も、
始まりかつ終わりです。原因であり結果です。
初発(スタート)の中に、
完結(ゴール)がすでに畳み込まれています。
毎瞬毎瞬が「天地の初発」であるのだから、
点であるのだから、
したがって、どの瞬間からでも
全く「未知の始まり」を創造していけるということです。
ビッグバンが起こって、
光でいっぱいの宇宙ができ、
その空間の発展繫栄を観たり
経験するために
「時間」という概念が
創られたのですが、
言い方を変えると、時間は
「空間の発展繫栄」のことと言えます。
宇は「空間」。
宙は「時間」。
だから、宇宙とは
時空間。
たとえ、ほんの一瞬の
一コマであっても、
そこには発展繫栄の順列が、
完全な神聖幾何学として畳み込まれているのです。
「種」を例にあげますと、
種の中には
「根が出て、芽や茎が出て、葉や花が咲いて、実がなって・・・」
という発展繫栄の
プロセスの場(時間の流れ)が畳み込まれています。
種の中身が展開されたものが
「時間」だからです。
この「時間」を相似形で拡大すると、
悠久の年月になり、
縮小すると、
一瞬の一コマになります。全てが相似形なのです。
私たちも毎瞬毎瞬
「意志」という種をまいています。
自らの言霊による
「意志」の種をまいています。
当たり前のことですが、バナナの種の中には、
さくらんぼのプロセス展開の場は畳み込まれていません。
「ありがとうございます」の種には、
喜びや感謝のプロセス展開が畳み込まれているはずです。
「嫌いだ。死んでしまえばいい」の種には、
敵対し、ケンカするプロセス展開が畳み込まれているでしょう。
「発展繫栄が信じられないから不安」の種には、
ビクビクするようなプロセス展開が畳み込まれているのです。
「皆が弥栄発展し、神業成就されますように」の種には、
共に調和して栄えるプロセス展開が畳み込まれているのです。
今、今、今
あなたは
どんな言霊での
種をまきますか?
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